ガーシー氏、議場での陳謝拒否

Published by
共同通信
NHK党のガーシー氏の氏名標と参院本会議に臨む浜田政調会長=8日午前

 参院は8日、本会議を開いた。国会欠席を続けるNHK党のガーシー議員に対し「議場での陳謝」の懲罰に応じさせるため開会を決めたが、ガーシー氏は外国から帰国せず欠席する意向を伝達。陳謝を事実上拒否している。欠席の場合、尾辻秀久参院議長が再び懲罰委員会に付託する。各党はより厳しい懲罰が必要としており、最も重い「除名」は不可避の情勢だ。

 懲罰は重い順に除名、登院停止、議場での陳謝、戒告の4種類がある。各党は本会議終了後に今後の対応を協議。近く懲罰委を開催し、除名を軸に新たな懲罰案を決めた上で、来週の本会議で正式決定する方向で調整する。除名の場合、議員の身分を失う。