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共同通信
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国連が定める「国際女性デー」の8日、各地でジェンダー平等の実現を訴える声が上がった。国会内では女性政治家や候補者を支援する市民団体が集会を開き「4月の統一地方選で女性議員を増やそう」と呼びかけた。
集会は「クオータ制を推進する会」(代表・赤松良子元文相)が主催。国会議員や市民ら約100人が、女性デーのシンボル、ミモザの花にちなんだ黄色いスカーフなどを着けて集まり、公明党と野党6党が候補者の擁立状況などを報告した。
キャスターでジャーナリストの長野智子さんは男性中心の政治に対し「同質性の高い組織が多様な社会の課題を解決できますか」と指摘。女性の悩みを技術で解決する「フェムテック」の取り組みが性別を問わず役立っていると紹介し「政策決定や研究開発に多様な価値観が入ることで、男性側のメリットも出てくる」と話した。
名古屋市では、性差別などに反対する「ウィメンズマーチ」が開かれ、参加者は「家父長制をぶっとばせ!」などと書いたプラカードを持って行進した。