在日米公使、新潟の拉致現場視察

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共同通信
新潟県の担当者らから説明を受ける在日米大使館のジョン・ナイリン公使(左から3人目)=9日午後、新潟市

 在日米大使館のジョン・ナイリン公使が9日、1977年に横田めぐみさん=失踪当時(13)=が北朝鮮へ拉致された新潟市の現場周辺を視察した。ナイリン氏は自身の13歳の娘をめぐみさんと重ね「現場に来たことに価値があると思う。どれくらい苦しかったか想像もできない」と涙をにじませた。

 ナイリン氏は新潟県の担当者らから、めぐみさんの当時の自宅があった場所や中学校の通学路の説明を受け、「北朝鮮には拉致被害者をみんな、早く戻してほしい」と解決を求めた。視察後、県副知事らと会談した。

 横田めぐみさんは77年11月、バドミントン部の練習を終え下校していた途中で消息を絶った。