参院、きょうガーシー氏除名協議

Published by
共同通信
国会議事堂

 参院懲罰委員会は10日午後、理事懇談会を開く。海外から帰国せず「議場での陳謝」の懲罰を拒否した政治家女子48党のガーシー議員への対応を協議。14日に懲罰委を開催し、新たな懲罰案を採決する日程を確認する。各党は国会欠席を続けるガーシー氏への批判を強めており、最も重い「除名」とする方針。15日の本会議で正式決定する見通しだ。

 議員の身分を失う除名には、本会議で出席議員の3分の2以上の賛成が必要となる。現行憲法下で除名されたのは衆参両院で2例しかない。参院は、1950年に予算案への反対討論をしながら賛成した小川友三氏、衆院は51年に本会議での陳謝を拒んだ川上貫一氏。

 懲罰委理事懇で、ガーシー氏に弁明の意向があるかどうかも確認する。

 ガーシー氏は昨年7月の参院選で当選後も外国に滞在し、一度も登院していない。参院は陳謝の懲罰を科すため、3月8日に本会議を開いたが、ガーシー氏は欠席した。