秘書給与疑惑でバイル元法相起訴

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共同通信

 【パリ共同】フランスの予審判事は9日、議員秘書の給与に絡んで欧州連合(EU)から公金を横領するようそそのかしたなどとして、元法相でマクロン大統領の与党連合を構成する中道政党「民主運動」トップのバイル議長ら計11人を起訴した。フランスのメディアが伝えた。バイル議長は大統領選に3度立候補したフランス政界の重鎮。

 2017年の大統領選からマクロン氏を支持し、政権を支えるバイル議長は05~17年、自党のEU欧州議会議員の秘書として雇われた人物らに実際には党の業務を担わせ、EUの公金横領を教唆したとされる。バイル議長は否定している。