「マンマ・ミーア!」千秋楽迎える ブロードウェーで14年間公演
ブロードウェーの人気ミュージカル「マンマ・ミーア!」が12日、ブロードハーストシアターで千秋楽を終え、ブロードウェーでの14年の歴史に幕を下ろした。ブロードウェーのロングラン・ミュージカルとしては8番目に長い記録となった。
同ミュージカルは、ミュージカル用に制作されたオリジナル曲ではなく、既存の有名な楽曲を使用した「ジュークボックス・ミュージカル」としては、最も商業的に成功した作品で、リピーターが多いことでも知られていた。
マンマ・ミーア!は14年前、ニューヨーク公演の初日を目前にして世界同時多発テロが発生したため、当初の予定から一カ月後の10月に初日を迎えた。大きな悲劇の後で社会は悲壮な空気に満ちていたため、当時の批評家らは「人々を元気づける娯楽としては合格点」と評価しただけであったが、その後多くのファンを獲得した。このことについてエーエム・ニューヨークは、「誰もが知っているABBA(アバ)の曲で構成され、ストーリーの中心が母娘関係であることが、多くの観客の共感を呼んだのではないか」としている。
マンマ・ミーア!はブロードウェーでの上演は終了したが、初演のロンドンなど、世界中の都市で現在も上演中だ。