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共同通信
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【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比345.22ドル安の3万1909.64ドルで取引を終えた。金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下銀行が経営破綻したことで投資家が金融不安を警戒して売りが広がり、前日終値からの下げ幅は一時470ドルを超えた。
2月の米雇用統計で失業率が前月より悪化し、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ加速への警戒感が後退した。一時はプラス圏で推移したが、SVB傘下のシリコンバレー銀行が米当局の管理下に置かれたことが伝わった後は金融株を中心に売り注文が膨らんだ。