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共同通信
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【キーウ共同】ロシアの侵攻が続くウクライナで、日本の大学教授らが開発した地雷探知機「ALIS」に期待が集まっている。今春にも4台がウクライナに送られる予定で、従来の機器よりも地雷を特定する手間や時間を省ける。非常事態庁の担当者は「地雷原を安全な場所にする作業をスピードアップできる」と胸を膨らませる。
同庁によると、地雷や不発弾は国土の約3割に当たる約17万4千平方キロに残っており、完全な除去には数十年かかるとの見方もある。
東北大の佐藤源之教授のチームが開発したALISは、金属探知機と地中レーダーを組み合わせており、金属やプラスチックの地雷を探知すると、画像で確認できる。