中ロの極超音速兵器に危機感

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共同通信

 【ワシントン共同】米国防総省傘下の国防情報局(DIA)で科学技術担当を務めるフライスラー氏は10日、下院軍事委員会の小委員会公聴会で証言し、中国とロシアが開発する極超音速兵器について「米本土を危険にさらすことを目標としている」と述べ、中ロとも既に実戦配備しているもようだと危機感を表明した。

 フライスラー氏は、中国が過去20年間で極超音速兵器の技術を劇的に進歩させ、ロシアに先行していると分析した。極超音速滑空兵器を搭載した弾道ミサイル「東風17」の射程は、少なくとも約1600キロと推定されると指摘。西太平洋に駐留する米軍に到達可能だと述べた。