ウクライナ陸軍「反攻遠くない」

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナのシルスキー陸軍司令官は11日、ロシアとの激戦が続く東部ドネツク州バフムトを防衛するため、近く反転攻勢を目指す考えを示唆した。「兵員を集めて反攻開始まで時間を稼ぐ必要がある。そう遠くない」と述べた。陸軍が発表した。

 ウクライナ軍参謀本部は、バフムトでロシア側が絶え間なく攻撃を続けたが、ウクライナ軍は多くを撃退したと発表。ロシアは全域制圧を目指すドネツク、ルガンスク両州の境界線に向けドネツク州のリマンやアブデーフカ、マリンカ方面に猛攻をかけている。

 ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者プリゴジン氏は、バフムトでの戦闘に月1万トン、5億ドル(約674億円)相当の弾薬を含め、戦車やミサイルなど計10億ドル分が必要だと主張。供給が不十分だとしてロシア政府を通信アプリで批判した。