菌検出の老舗旅館前社長が死亡

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共同通信
記者会見する大丸別荘の山田真前社長=2月28日午前、福岡市

 福岡県警は12日、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出された同県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」の山田真前社長(70)が同日朝、同市の山道で死亡しているのが見つかったと発表した。近くの車の中に遺書があり、県警は自殺とみて経緯を調べている。

 県警によると、遺書には「申し訳ない 全ては自らの不徳のいたすところ あとはたのむ」と記されていた。午前7時ごろ、通行人が発見し、通報した。

 大丸別荘を巡っては、虚偽の報告をしたとして県から刑事告発を受けた県警が、公衆浴場法違反容疑で捜査し、10日に旅館などを家宅捜索した。