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共同通信
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北海道余市町の中学校が昨年10月の修学旅行で、就学援助を受ける世帯の生徒に6千円分の全国旅行支援クーポンを配らなかった問題で、校長が旅行会社との事前の打ち合わせで「代金を払っていないのだから配布の必要はない」と発言していたことが15日、町教育委員会への取材で分かった。
町教委によると、打ち合わせは同月14日にあり、会社側は「(受け取れない生徒の心情を考え)全員に配布しない選択肢もある」と提案。一方、校長は就学援助世帯のみ配布不要と主張した。
修学旅行は同月18日から、3年生31人が2泊3日で岩手県を訪問。教師が宿泊先でクーポンを配る際、対象の7人は別室に集め、除外した。