第38回「高速走行での視野の変化」
米国と日本での車の運転にはさまざまな違いがあります。右側通行や左ハンドルがわかりやすいものですが、制限速度の違いもその一つですね。日本では一般道路の制限速度はだいたい時速40キロメートル程度ですが、米国で制限速度45マイルの道だと時速約70キロメートルで走行していることになります。車の運転をしているときの情報の90%は視覚情報からきています。スピードが速くなって物が見えにくくなるのは「動体視力」が関係していて、年齢や目の疾患によって低下すると言われています。運転をよくする人は目のケアも安全運転の一つです。そして、一般的に時速25マイルだと運転者は100度の範囲の視野があり、障害物やそのほかの潜在的な危険を視認できますが、80マイルでは30度にまで狭まります。道路状況やその日の天候そして自分の運転技能に合ったスピードで安全運転を心掛けましょう。
第39回「「バッテリーの交換情報」
バッテリーの交換時期についてご説明します。バッテリーはその電気を利用して、スターターと呼ばれるモーターを回転させ、エンジンが自力で動くきっかけを作っています。そのためバッテリーは、車を動かすために必要な電気を溜めておく重要なパーツだといえますが、同時に消耗品なので交換が必要となり、バッテリーが弱く始動に必要な電力が得られないと、エンジンは始動できません。オイル交換の際などに一緒にバッテリーチェックをすることをお勧めします。また、次のような場合は早めのバッテリー交換をお勧めします。①アクセルの踏み込みによりライトの明るさが変わる、②エンジンの始動が悪くなった、③ウィンカーの点滅時間が長くなった、④バッテリー液の減りが早くなった、⑤パワーウィンドウの開閉が遅くなった、などの症状がみられた場合は、早めにチェックしましょう。
プロフィール
大塚 洋一
2004年に(株)ガリバーインターナショナル入社。対企業向けのコンサルティング営業部スーパーバイザーを経て、06年に直営店舗事業部へ転属。日米で店長を経験し、15年2月より米国代表に(NY店店長兼務)。豊富な知識と丁寧な接客に定評あり。緊急時や時間外も対応で心強い。
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