中国、香港政策を党直轄に

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共同通信
中国全人代の閉幕式で演説を終え、拍手を浴びる習近平国家主席(手前左から3人目)=13日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京共同】中国共産党・国務院(政府)は16日、共産党内に「中央香港マカオ工作弁公室」を新設し、香港とマカオに関する政策遂行を政府から、党直轄へ昇格させる機構改革を公表した。ハイテク戦略や金融リスク防止も党直轄で取り組む。国営通信、新華社が伝えた。習近平党総書記(国家主席)を「核心」とする党中央による統制をさらに強め、習氏の意向が直ちに政策に反映される体制を築く。

 国務院の香港マカオ事務弁公室を、新設した格上の党組織へと統合する。党は「中央による全面的な管轄統治権を着実に実行する」と強調。「国家安全を守る」としており、香港の民主派やデモを一段と厳しく取り締まるのは必至だ。