強盗虚偽富士そば店員逮捕

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共同通信
男性従業員による強盗被害の虚偽申告があった「名代富士そば元住吉店」=16日午後、川崎市中原区

 神奈川県警は16日、そばチェーン「名代富士そば元住吉店」(川崎市)で同日未明に強盗被害に遭ったと虚偽の申告をした従業員の男を、店の券売機から現金約19万円を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕したと発表した。県警は当初強盗事件として捜査していたが、その後、虚偽と判明した。

 県警によると、逮捕したのは川崎市のアルバイトの男(58)。「金に困ってやってしまった」と話していたという。

 店舗では、16日未明に警報装置が作動。警察官に対し、男は「店に1人でいる際、男に手足を縛られた」などと説明。しかし店周辺の防犯カメラには不審者が出入りする姿は写っていなかった。