薬物売買、ネット経由4割

Published by
共同通信
麻薬取締部が摘発した薬物売買事件のうちネットを介した事件の割合

 全国の麻薬取締部が2022年に摘発した約820人の薬物売買事件を分析した結果、交流サイト(SNS)などのインターネット経由の事件が4割を占めたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。関東信越厚生局に4月、「闇バイト」対策などを担う「サイバー捜査課」を新設することも判明。闇バイトを巡り政府は緊急対策プランを策定しており、麻取部も取り締まり強化に乗り出す。

 捜査関係者によると、20年に摘発した約900人のうちネットを介したケースは約190人で21%を占めた。21年は約800人のうち約250人(31%)、22年は約820人のうち約320人(39%)で倍増した。