仏マクロン氏、支持28%に低下

Published by
共同通信
16日、パリで演説するフランスのマクロン大統領(ロイター=共同)

 【パリ共同】19日付のフランス紙ジュルナル・デュ・ディマンシュは、今月の世論調査でマクロン大統領の支持率が2月から4ポイント低下し、28%となったと報じた。政府が法案を強制採択した年金制度改革が主な原因で、支持率低下は3カ月連続。「黄色いベスト運動」の反政権デモが続いていた2019年2月以来の低水準となった。

 同紙の委託で調査している大手調査機関IFOPの幹部は、昨年4月の大統領選でマクロン氏の再選を第1回投票から支持した基盤でも支持率が下がったことを指摘した。マクロン氏は「聞く耳を持たない」との批判を招いているという。

18日、フランス西部ナントでの抗議活動で叫ぶ参加者(AP=共同)