サンマ漁の規制強化目指す

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共同通信
サンマなどの資源管理を話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合=22日午前、札幌市

 日本や中国、ロシアなど9カ国・地域がサンマなどの資源管理を話し合う北太平洋漁業委員会(NPFC)の年次会合が22日、札幌市で開幕した。サンマの歴史的な不漁を受け、日本は資源回復に向けて漁獲枠の削減など規制強化を主張。加盟国の中で漁獲量の多い中国や台湾などに働きかけ、24日までの日程で合意を目指す。

 会議では、日本政府団のメンバーである北海道庁の近藤将基水産局長が「資源管理措置の大幅な強化が必要だ」と述べた。

 NPFCは北太平洋のサンマやサバ類などの資源管理を話し合う国際機関。現在は沿岸国の日本やロシアのほか、遠洋漁業国である中国や韓国、台湾など計9カ国・地域が加盟している。