豊田誠氏が死去

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共同通信

 公害の被害救済に取り組んだ弁護士の豊田誠(とよだ・まこと)氏が16日午後6時17分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。87歳。秋田県出身。葬儀・告別式は親族で行った。

 富山県の神通川流域で発生したイタイイタイ病などの公害裁判に携わり、水俣病の被害者団体「水俣病被害者・弁護団全国連絡会議」の事務局長を務めた。

 米ハワイ沖で2001年、愛媛県立宇和島水産高の実習船えひめ丸に米原潜が衝突した事故では一部遺族から委任され、米海軍との補償交渉を担った。