ミャンマー軍政、弾圧強化へ

Published by
共同通信

 【ネピドー共同】ミャンマー軍事政権は首都ネピドーで27日、国軍記念日の大規模軍事パレードを開き、中国とロシア、インドなどの駐在武官らが観覧した。軍政トップのミンアウンフライン総司令官は演説で、民主主義復帰を求めて軍政に抵抗する市民を「テロリスト」と決め付け「断固たる行動を取る」と宣言、民主派組織「挙国一致政府(NUG)」などへの弾圧強化を打ち出した。

 クーデターから丸2年の2月1日に非常事態宣言を延長して総選挙を先送りし、軍政長期化に踏み切った司令官は、民主派指導者アウンサンスーチー氏の解放や民政復帰を求める国際社会に強硬姿勢を改めて印象付けた。