Published by
共同通信
共同通信
リニア中央新幹線静岡工区のトンネル掘削工事に伴う大井川の流量減少問題で、静岡県や流域市町などで構成する利水関係協議会が27日、静岡市で開催された。JR東海は、対策として提示する上流の田代ダム(同市)の取水抑制案について、東京電力側と協議を始めたい考えを説明、県や市町は大筋で了承した。
JR東海は流域10市町などに対し、工事で湧水を戻せない約10カ月の間に、東電系の田代ダムの取水を抑制して大井川に戻す案を前提に東電側と協議を進めたい考えを説明し、了解を求めた。
流域市町からは「水の量、質の観点から考えても、地元の不安解消につながる案だ」と評価する声が上がった。