外国人生徒向け中高一貫校設置へ

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共同通信

 愛知県は28日、外国にルーツがあり日本語教育が必要な生徒を対象にした中高一貫校を設置すると発表した。2023年度からカリキュラム作成を始め、25~26年度をめどに、既設の県立高校と公立中学が連携する形で導入する。県によると、全国初の取り組み。

 中高一貫校とするのは豊田市の県立衣台高。日本語指導と並行して、生徒の母語を活用した学習指導をする。同市は自動車産業が盛んで、ブラジル人など外国人労働者が多いことなどから選定した。

 今後、大学と衣台高で共同でカリキュラムを策定し、豊田市内の中学校と連携して生徒を支援する。将来的には、衣台高に新たな中学校を併設するという。