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共同通信
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5月に開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、7カ国の高校生同士の交流を目的とした「G7広島サミットジュニア会議」が28日、広島市で開かれた。原爆資料館を見学し、被爆者の証言を聞いた高校生の一人は「核廃絶に向けて議論し、何らかの答えを出してほしい」とサミットへの思いを語った。
ジュニア会議には、日本に住むG7各国出身の高校生と、広島県の高校生の計24人が参加。桜が咲き誇る平和記念公園を訪れ、資料館の遺品や写真を見て被爆の実相に触れた。8歳で被爆した広島市の小倉桂子さん(85)は、高校生に自身の体験を語り「若い人が核廃絶に向けて動くことが大切」と訴えた。