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共同通信
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公明党の山口那津男代表が28日、記者団の前で岸田文雄首相に衆院解散の有無をただす一幕があった。2023年度予算成立後の課題に触れる中で「解散じゃありませんね?」と直球を投げると、首相は「統一地方選です」と明言。自民党内で早期解散論が浮上する中、公明は統一選に注力しており、山口氏は解散に踏み切らないよう、首相をけん制した格好だ。
やりとりが飛び出したのは、首相が予算成立後、あいさつのため国会内の公明控室を訪れた場面。山口氏は「日切れ法案を処理し、いよいよ統一選ですね」と念押しし、衆院を解散する意思の有無を尋ねた。首相は統一選に加え、衆参5補欠選挙も課題に挙げた。