NY市、庭ゴミの分別処理を義務化
クイーンズ区、6月に先行実施へ
ニューヨーク市のアダムズ市長は27日、庭を持つ市民に対し、刈り取った葉っぱや花、小枝、草を堆肥化するため、通常のゴミと仕分ける分別処理の義務化を提案した。クイーンズ区を皮切りに市内5区全てで、向こう18ヶ月の間に順次実施する。ニューヨーク・タイムズが報じた。
市当局者は、堆肥化の義務化は重要だとの認識を強調。「市民にとっても、庭から出たゴミをゴミ箱ではなく、リサイクル回収日に出すことが容易になる」と述べ、あらためて行動を変える必要はないと指摘した。
市では、10年以上前から堆肥化の推進を目指してきた。先行して、クイーンズ区で6月にスタートした後、各区で順次実施される見通し。新たな規則では、3月~7月と9月~11月の8ヶ月間にわたり、分別を義務付けるとしており、大量にゴミが出る夏と冬のピーク時は義務化の対象外となる。当局によれば、庭から出たゴミを通常のゴミとして出したら違反に問われる可能性があるという。
アダムズ氏は重点施策として、①街をより清潔にすること②ゴミ収集の改善③できるだけ多くのネズミを殺すーを掲げている。とりわけ、ネズミ対策について、アダムズ氏は近々、募集していた「ネズミ対策部長」の人選を発表する予定だ。
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