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共同通信
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明治神宮外苑の再開発に反対する、がん闘病中の音楽家坂本龍一さんが、東京都の小池知事らに「樹々を犠牲にすべきでない」との手紙を送付。統一地方選が始まる中、書面インタビューに「一人一人が住みたい場所のビジョンを持ち、共有されて都市を形づくる。その先に政治家を選ぶということがある」とメッセージを寄せた。
手紙では「目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではない」と、事業中断と見直しを求めた。
その後、小池知事が記者会見で「事業者にも手紙を送られた方が良いのでは」と述べたとして「特に地権者である明治神宮にはぜひとも計画をご再考いただきたい。が、それ以前に都市計画のビジョンのもとに各地の開発の是非が判断される必要がある」と指摘。
「知事が都市計画についてどのようなビジョンを持つのか、広く知られるべきではないか」と問いかけた。
坂本さんは「音楽制作も難しいほど気力・体力ともに減衰しています。残念ながら手紙を送る以上の発信や行動は難しい」と明かした。