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共同通信
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【パリ共同】フランス各地で28日、政府の年金制度改革に反対する労組の一斉ストライキとデモが行われた。内務省によると、デモ参加者は全国で計約74万人。前回23日の約109万人から縮小した。フランスのメディアによると、改革の撤回を求める労組は次の一斉抗議を来月6日に設定。政府は断行の構えを崩さないが、労組と対話する意向も示した。
前回デモの際、暴力行為が増加したため、内務省は全国で警官約1万3千人を治安維持に投入した。パリなど複数の都市でデモ隊と警官隊の衝突が再び起こった。
ストを受け、観光名所のパリ・エッフェル塔や首都近郊のベルサイユ宮殿などが閉場した。