Published by
共同通信
共同通信
30日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=132円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比43銭円安ドル高の1ドル=132円40~42銭。ユーロは69銭円安ユーロ高の1ユーロ=143円71~75銭。
米欧の金融システムへの懸念が後退し、相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが優勢だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの見方が弱まったこともドル買いを後押しした。
市場では「経営基盤が弱い銀行が危機に陥るリスクが完全になくなったわけではなく、金融不安がいつ再燃してもおかしくない」(外為ブローカー)との声が聞かれた。