北朝鮮、人工衛星の打ち上げ準備

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共同通信
北朝鮮・東倉里の「西海衛星発射場」を現地指導する金正恩朝鮮労働党総書記(中央)。朝鮮中央通信が2022年3月11日に配信した(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは1日、「より現代的な衛星管制総合指揮所が建設され、各種の実用衛星を打ち上げるしっかりした跳躍台が設けられた」と報じ、人工衛星を打ち上げる準備を進めていると明らかにした。事実上の長距離弾道ミサイルと日米韓がみなすロケットを過去に打ち上げた北西部東倉里の西海衛星発射場で新たな指揮所建設を終えたとみられる。

 北朝鮮で宇宙開発を担う国家宇宙開発局は昨年12月に「軍事偵察衛星1号機」の準備を今年4月までに完了すると予告していた。最初にこれを打ち上げる可能性がある。

国際社会が長距離弾道ミサイル発射と見なす「人工衛星打ち上げ」に貢献した北朝鮮の科学者らと記念写真を撮影する金正恩氏(手前)。日時は不明。朝鮮中央通信が2016年2月、報じた(朝鮮中央通信=共同)