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共同通信
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世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長が1日までに共同通信の単独インタビューに応じた。問題の高額献金は「家庭に対する配慮が足りていない部分があった」と認め、恐怖心をあおって求めたとの指摘には「事実だとすれば申し訳ない。改革しなければならない」と語った。自民党の断絶方針は「遺憾で衝撃的」と振り返り、統一地方選で教団として応援することはないと明言した。
安倍元首相銃撃事件で教団がクローズアップされて以降、田中会長が報道機関の個別取材に応じるのは初めて。教団改革を優先してきたが、改革の方向性が見えてきたため取材に応じたとしている。
信者の献金は「ノルマではなく自由意思だ」と従来通りの考えを述べた上で、10万円以上の献金には借金ではないことを確認するため「献金確認書」の提出を求めるなどのガイドラインを作成していると主張した。
政治とのつながりに関しては「自民党や政府に食い入ろうという発想で動いていない」と強調。自民党の断絶方針で、家庭や職場で迫害を受けたケースがあったとしている。