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共同通信
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【ニューヨーク共同】米国の南部や中西部は3月31日、広範囲で荒天に見舞われ、各地で竜巻が発生するなどして4月1日までに少なくとも21人の死亡が確認された。米メディアが伝えた。家屋の損壊が相次ぎ、被災各州では1日時点で計90万以上の世帯や事業所が停電となった。
南部テネシー州では7人が死亡。南部アーカンソー州や中西部インディアナ州などでも死者が出た。中西部イリノイ州ではコンサート中の会場の屋根が崩落し、1人が死亡、20人以上がけがをした。会場には200人以上がいたという。
連絡が取れない住民もいるとされ、各地の救助当局は安否確認を進めている。アーカンソー州リトルロックの市長は、竜巻が襲った地域には住宅や企業が計2千以上あると述べた。
米国では3月下旬にも南部ミシシッピ州を竜巻と暴風が襲い、20人以上の死者が出た。