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共同通信
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【ヘルシンキ共同】2日投票のフィンランド議会(一院制、定数200)選挙は即日開票され、マリン首相(37)が率いる中道左派、社会民主党が穏健保守の国民連合と欧州連合(EU)懐疑派でポピュリスト政党のフィン人党に僅差で敗れ、第3党となった。インフレ率上昇の中、公共分野への支出拡大が批判を招いた。政権交代の公算が大きくなっている。
フィンランドは3月30日、北大西洋条約機構(NATO)加盟が決まったばかり。ロシアのウクライナ侵攻を受け、昨年5月に加盟を申請。加盟は改選前の議会で圧倒的多数で賛成されていた。新政権については国民連合を中心に3日以降、連立交渉に入る。