北海道沖でミンククジラ漁始まる

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共同通信

 北海道のオホーツク海沖で3日、小型捕鯨船によるミンククジラ漁が始まり、計2頭を捕獲した。日本小型捕鯨協会(福岡市)によると、クジラの生息域が例年と異なる可能性があり、同海域では通常より1カ月早い操業の開始となった。今年のミンククジラの漁獲枠は全国で136頭。同海域では4月末にかけ33頭の捕獲を目指す。

 日本は2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、それまでの調査捕鯨から商業捕鯨に切り替えており、今年で再開5年目。

 3日は外房捕鯨(千葉県南房総市)と和歌山県の太地町漁協所属の船が操業し、雌のミンククジラを1頭ずつ捕獲した。体長はそれぞれ約7.5m、約8mだった。