世界でもっとも巨大なソーシャルメディアカンパニーのひとつとなった、フェイスブックがマンハッタン区グリニッジビレッジにあるニューヨーク支社のオフィスを拡張している。14日、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長もこのオフィスを訪問し、同社の市におけるビジネス発展を激励した。
まず市長は、同社社員による社内の見学ツアーに繰り出した。カリフォルニア州に本社を持つ同社は、2014年1月にブロードウェーと東8丁目にオフィスを構えた。現在は850人の従業員を抱え、営業、マーケティング、プログラミングを受け持つ社員が働いている。現在はビルの3フロアを使用しているが、来年には4フロアになる予定だ。
世界からの例に漏れず、市におけるテクノロジー関連事業の発展はめざましい。市が発表したデータによると、テクノロジー関連事業が市に生み出している職の数はおよそ30万。30億ドル(約3586億円)もの売り上げを計上しているという。デ・ブラシオ市長はこれに対し、「非常に期待をかけている業界だ」と述べている。
見学中にさまざまなシステム、主にデジタルインフラについて説明を受けた市長は、同社の社員に、「早速だが、ニューヨークの公立学校で働いてくれるインターンを同社のネットワーキングの力で増やしてもらいたい」と注文する場面もあった。