パート賃上げ過去最高5.68%

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共同通信

 連合傘下で最大の産業別労働組合「UAゼンセン」は5日、加盟する組合の3月末時点の2023年春闘妥結状況を発表した。本格化したパートタイム組合員の交渉では平均賃上げ率が5.68%となり、過去最高になった。時給ベースの平均賃上げ額は59.2円となる。労組側は物価上昇を背景に高い要求を掲げ、経営側は人手不足への対応も踏まえて高額回答を相次いで示した。

 UAゼンセンはスーパーや百貨店、外食の主要企業が多数加盟する。12年秋の結成以降、春闘でパート組合員の賃上げ率は1~2%台で推移しており、今回は22年の2.50%を大きく上回った。

 妥結した177組合のパート約60万人を集計した。