4月最初の満月「ピンク・ムーン」
見頃は5日午後7時頃
春を告げる4月最初の満月「ピンク・ムーン」は、5日と6日に観測できる。
満月のピークは6日の午前12時59分。しかし、それを待たずとも、月は十分観賞に値する。特に5日の午後7時頃に東の空から昇る月は大きくて、黄金色だ。ただし、ニューヨーク市の天気予報は曇りで、この予報が外れるように祈りたい。
ピンク・ムーンの名称はこの頃ピンク色の花が咲き乱れることに由来する。「オールド・ファーマーズ・アルマナック」によると、この花は原野に生育し、濃いピンクの花魁草(フロックス)を指すという。春の訪れを告げるとして、先住民族の間には「氷割(ひわ)れ月」「水流復活月」「草木の芽吹き月」の異名もある。春分後の最初の満月は「パスカル満月」としても知られている。この満月を過ぎた最初の日曜日がイースター(復活祭)で、今年は4月9日だ。
また、4月15〜29日にはこと座流星群が見られる。ピークは22〜23日で新月後間もないことから観測には最適。通常1時間に15〜20個の流星が出現し、数秒尾を引く。4月15日には水瓶座η(イータ)流星群も始まる。こちらは5月27日まで。ピークは5月5〜6日だが、5月の満月「フラワー・ムーン」と重なる。出現は1時間に10〜30個。大気圏突入時の速度が早いことで知られ、痕は数分にわたることもある。(4日、パッチ)
→ 最新のニュース一覧はこちら←