「21世紀に机はいらない」 校長が教室から教卓撤去 

 ブロンクス区の小学校の校長が先週、教室から教卓を撤去するよう各教師に命じていたことが明らかになった。
 幼稚園児から小学5年生までの生徒が通う、同区リバーデールにあるスパイテン・ダイビル小学校(PS24)のドナ・コネリー校長は、教師が授業中に座ることは好ましくないとして、教室から教卓として使われていた机を撤去するよう、授業中に各教師に命じた。同校長はまた、物入れとして使われていたキャビネットを空にするように命じ、これも撤去させた。生徒が見ている中、教師らは机とキャビネットを廊下に運び、用務員がこれらを学校の向かいの道路上に積み上げごみとして廃棄した。同校長は、「21世紀に机はいらない」と主張していたという。
 コネリー校長は教師が座ることに反対だったというが、椅子の撤去は命じておらず、教師らが書類や備品を入れる代わりの場所について尋ねると、「自分で考えなさい」、また試験の採点を行う場所については「ランチルームを使うように」と答えたという。教卓の撤去後、路上に捨てられた机の写真がフェイスブックに投稿され、多くの批判の声が上がった。
 これを知った第10学区長メロディー・マシェル氏は16日、机とキャビネットを校内に戻すよう命じたが、教室には戻されず地下室に保管されたという。