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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は5日、北朝鮮制裁委員会の下で制裁違反を調べる専門家パネルがまとめた年次報告書を公表した。北朝鮮が相次いで弾道ミサイルを発射し昨年9月に核兵器の使用条件を定めた法令を採択して、体制維持のために先制使用できると明確化したことについて「核兵器開発の著しい加速を意味する」と指摘した。
報告書の調査期間は昨年7月末以降の半年間。北朝鮮による同11月の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験で、金正恩朝鮮労働党総書記が現地に娘を同行していたことに着目し「核・ICBM開発が不可欠で不可逆的なものだと強調しているようだ」と分析した。