イエメン停戦へ来週協議か

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共同通信

 【カイロ共同】ロイター通信は7日、イエメン内戦を巡り、サウジアラビアの代表団が来週、イエメンの首都サヌアを訪問し、敵対する親イラン武装組織フーシ派と恒久的な停戦協議をする方針だと報じた。

 仲介役のオマーン代表団もサヌアを訪れる。イスラム教のラマダン(断食月)明けの祝祭「イード」が4月下旬に始まる前に合意が発表される可能性があるとしている。

 イエメン内戦は中東の覇権を争うサウジとイランの事実上の代理戦争となってきた。しかし両国は3月、中国の仲介で外交関係正常化に合意し、イラン政府当局者らによると、イエメン内戦終結を目指すことで一致。和平が実現すれば、地域の緊張緩和が進むとともに、中東での中国の存在感を高め米国の指導力低下をさらに印象付けそうだ。