米国人が大好きな「パーティー」。友達同士はもちろん、ビジネスシーンでも人脈開発のために開催されることは多い。しかし元々パーティー文化のない日本人のように、こういう場が苦手な人が多いのも事実。一部の人たちは、見知らぬ人とも流暢に会話し、新しく有力な人脈を築いていく。その人たちはどのようにしているのだろうか?
「そういう人たちは生まれ持った才能があるから…」と諦めてしまうのは早い。なんと、そのような技術は習得することができるらしい。
米ウォールストリート・ジャーナル紙によると、パーティー会場で次々と人脈を築いていく人たちには共通する点があるという。それは「場の空気の読み方を知っている」こと。彼らは、五感をフルに使い、小さな情報を元に「誰が話題の人物なのか」「誰は避けるべきか」を見極めるための〝手掛かり〟を引き出しているのだ。
では、「場の空気」を読むにはどうすればいいのか? 人脈コンサルタント会社コンタクツ・カウントのアン・ベイバー氏によると、人との間隔を開けてなんとなく集まっているグループに入っていくことが第1のステップとしてパーティーで社交性を養うのにできる行動だという。つまり〝何とか会話を弾ませようとしている〟グループだ。こういった人たちは〝会話のネタ切れ防止〟のため、外部から新しい人が来ることを歓迎する可能性が高い。
一方で、危険な人、またはやってはいけない態度がある。満面の笑顔、はきはきとした声、抜け目は1つもなく、1人でも多くと握手をしようと他人の名刺を束で持ち、所狭しと歩き回るようなエネルギッシュな人。確かに一緒に話をしたら楽しいかもと考えるだろう。しかし、八方美人は万国共通で、広く浅い関係に陥るだけ。また、初対面でいきなり馴れ馴れしくするのもNG。悪評が流れるだけだ。
パーティーでの人脈作りに必要なのは、「場の空気を読む」「礼儀をもって相手と接する」ということがポイントとなりそうだ。さして難しいことだとは思わない。あとはあなたが「Hello!」と言う勇気を持つことが重要だ。
参考: www.wsj.com/articles/the-smartest-ways-to-network-at-a-party-1442249499