ユダヤ人、入植地求めデモ

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共同通信

 【ナブルス共同】パレスチナ情勢が緊迫する中、イスラエル軍が占領するヨルダン川西岸ナブルス郊外で10日、イスラエルの閣僚7人を含むユダヤ人ら数千人が入植地拡大を求めてデモをした。土地を浸食される形になるパレスチナ人らは反対のデモを実施。イスラエル軍が催涙弾やゴム弾を発射し、イスラエル紙ハーレツによるとパレスチナ人22人が負傷した。

 ユダヤ人のデモに参加した極右閣僚、ベングビール国家治安相は「イスラエルの民は強い」と強調した。入植地建設は国際法違反で、欧米諸国や日本が中止を再三求める中、国際社会の要請を気にかけないネタニヤフ政権の体質が改めて浮き彫りになった。