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共同通信
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【プノンペン共同】カンボジアを拠点とした特殊詐欺事件の日本人容疑者19人が11日、送還された。容疑者らを乗せたバスは治安当局の車両に先導され、首都プノンペンの空港に到着。駐機されていたマレーシア航空のチャーター機周辺には警察官や空港関係者らが大勢集まり、多数の容疑者の一斉送還は物々しい雰囲気の中で進んだ。
チャーター機にバスが横付けされると、上着のフードをかぶって顔を隠し、うつむきながらバスを後にする容疑者も。長袖、長ズボンにサンダルを履き、マスクを着用した容疑者もいた。カンボジア警察関係者が両腕をつかみながら誘導した。
チャーター機は午後10時ごろに羽田空港に到着。容疑者らは一般客とは別のルートで入国の手続きを済ませた後、捜査員に付き添われて空港施設からバスに乗り込んだ。