金融不安対応の各国協議に意欲

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共同通信
イエレン米財務長官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】イエレン米財務長官は11日の記者会見で、米首都ワシントンで開かれている国際通貨基金(IMF)と世界銀行の総会に合わせ、米国での銀行破綻などによる金融不安への対応について各国と協議することに意欲を示した。ウクライナに侵攻するロシアへの制裁についても議論するとした。

 総会の時期には20カ国・地域(G20)や先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。イエレン氏は「世界のエネルギー市場の安定や、金融システムの強化、世界経済を改善する作業を行う」とした。

 金融情勢については「米国を含むいくつかの国では、銀行システムへの圧力が高まっている」と指摘した。