米機密文書流出も「戦略は不変」

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共同通信
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【リビウ共同】ウクライナ情勢を分析した米国の機密文書流出を受け、ウクライナ軍が作戦の一部の変更を余儀なくされたとする米CNNテレビの報道に対し、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は戦略は不変だと強調した。ロイター通信が11日までに伝えた。

 ウクライナ軍の部隊配置などの詳細な内容が流出したとされる。ポドリャク氏は具体的な戦術は常に修正される可能性があるとも述べた。

 一方、米紙ワシントン・ポストは流出文書を基に、エジプトがロシアに供与するため最大4万発のロケット弾の生産を計画していたと伝えている。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は11日「エジプトが殺傷能力のある兵器をロシアに提供している兆候はない」と記者団に述べた。