ウクライナがれき処理に重機供与

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共同通信
11日、キーウ近郊イルピンで供与された重機(共同)

 【キーウ共同】ロシアによる侵攻当初に被害を受け、戦災がれきが残るウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊のイルピンで11日、国際協力機構(JICA)を通じた重機7台の引き渡し式が開かれた。松田邦紀駐ウクライナ大使は、がれきを道路などに再利用する日本の技術も共有するとし「震災から立ち上がった経験を持つ日本ならではの協力だ」と強調した。

 イルピンやキーウ州の職員は昨年、JICAのオンライン研修に参加。がれきを分類し、再利用する宮城県東松島市の処理方法を参考にする予定だ。松田氏は「環境に配慮しがれきを再利用する分野では、日本が一番ノウハウを持つ」と述べた。