10月29日夜、マンハッタン区ミッドタウンのホテルで開かれた、ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長の選挙資金集めの非公式イベントに、抗議者が集結した。市長が再選を目指す次期市長選挙の資金調達イベントが開かれた同区のシェラトンホテルには、100人以上の支持者が集まったが、ホテルの前の歩道には数十人の抗議者も集まっていた。市長が資金調達のためにイベントを開催したのは、これが今期初となる。
抗議者の中には、2013年の市長選で同市長を支持していた者も含まれていたが、市長就任後の職務遂行ぶりに怒りを募らせていったという。抗議者からは、「四輪馬車を禁止するという公約を守っていない」、「政策の進め方について進歩的な発言をするわりに、市住宅局が有する土地の民営化またはホームレス対策などについて、マイケル・ブルームバーグやルドルフ・ジュリアーニ前市長と同じことをしているだけ」といった非難の声が上がった。
クイニピアック大学が同日に発表した世論調査では、調査対象者の45%が市長を支持する、46%が支持しないと答えている。また、市長が再選に値するかという質問には、42%が値する、48%が値しないと答えている。
市長がこのイベントで集める予定だったのは、100万ドルだったという。