関電、森本前社長ら処分

Published by
共同通信

 関西電力は12日、公正取引委員会が中部、中国、九州の3電力とカルテルを結んだとして独禁法違反を指摘した問題で、森本孝前社長ら関与した旧経営陣に役員報酬の自主返納を求める処分を発表した。森本氏は特別顧問を辞任する。原因について地域独占時代の横並び意識から「協力相手という認識がまさっていた」と説明。独禁法順守の対策などをまとめ、経済産業省に報告した。

 自主返納は、いずれも当時副社長だった森本氏と彌園豊一氏に月額報酬の50%を半年分、当時社長の岩根茂樹氏は50%を3カ月分、当時常務執行役員の川崎幸男氏に30%を3カ月分要請する。