患者の口に粘着テープで改善指導

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共同通信

 静岡県南伊豆町の精神科病院「ふれあい南伊豆ホスピタル」で、職員が患者の口を粘着テープでふさぐなどの不適切行為があったとして、県は12日、同病院に精神保健福祉法に基づき、改善を求める指導をした。

 県が病院職員、患者計66人に聞き取りを実施。昨年2~3月に、患者の口を粘着テープでふさいだり、人前で車いすの患者の排せつを介助したりする不適切な行為があったと確認した。これらの行為に関与した准看護師らは既に退職した。

 県は4月下旬までに、原因の検証や再発防止策を盛り込んだ改善計画の提出を求める。病院は職員が車いすを蹴ったことについても報告していたが、県は調査で確認できなかったとした。