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共同通信
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【台北共同】台湾与党の民主進歩党(民進党)は12日、来年1月の総統選で、2期で任期満了となる蔡英文総統(66)の後継候補に頼清徳副総統(63)を正式に選出した。蔡氏は中国との衝突も統一も拒否する「現状維持」を主張。頼氏は有権者にこの路線継続や、軍事圧力を強める中国に対抗するため対米関係の一層の強化を訴えていく。
頼氏はあいさつで「総統選は民主主義か専制主義かの選択だ」と述べ、自身への投票を訴えた。また「台湾は事実上、主権を有する独立国家。台湾の前途は台湾人だけが決定できる」と強調した。
頼氏は現在の新北市生まれ。立法委員(国会議員)や台南市長、行政院長(首相)を歴任した。