Published by
共同通信
共同通信
【北京共同】中国外務省は12日、アフガニスタン問題に関する立場を表明する文書を発表した。イスラム主義組織タリバン暫定政権が「前向きな努力を続けることを望む」と強調。中国政府は公式には暫定政権を認めていないが、後押しする姿勢を改めて打ち出した。2021年の駐留米軍撤退を受け、地域での影響力拡大を狙っている。
中国外務省によると、秦剛国務委員兼外相は12~13日、アフガン情勢を巡る近隣国の外相会合に出席するためウズベキスタンを訪問。会合に合わせ、従来の主張を文書で11項目にまとめた。
文書は、米国がアフガン問題の「元凶」だと指摘。対アフガン制裁の即時解除を求めた。